てるる

潜入者のてるるのレビュー・感想・評価

潜入者(2015年製作の映画)
4.0
ここ最近の潜入捜査物ばかりだったので久々に洋画で!

「ブレイキング・バッドで」で麻薬を売りまくってたオジサンが今回は麻薬を追う潜入捜査官役になってるのが面白い。

一言でも口を滑らせたら、自分はおろか、家族まで惨殺されかねない世界。

自宅に血塗れの何かが送られてくるとか怖すぎでしょ…

でもそんな世界にあえて身を置く捜査官たち。
この映画に出てくるのは、止めることも出来たのにそこに居続けた人達。

もちろん正義感もあるだろうけど、これが天職という人も世の中にはいるんだろうな。

特に相棒や婚約者役をした女性捜査官はむしろ楽しんでる印象さえ受ける。

そして前代未聞、フィクション顔負けの作戦が実行へ向けて物語が進んでいく。
今までの潜入捜査もので、一番実話と言われても信じられない作戦かもしれない。

でも悪党にも、根っからの悪もいれば根は悪い人じゃなかったりもする。
そんな人達と親しくなって裏切る時ってどんな気持ちなんだろう。

ラストはもう観てるこちら側が「もうやめてあげて!」と言いたくなった。
そんな僕はどうやってもこんな職業無理なんだろな。

ところどころブツ切りだったり、説明不足なのか今何がどうなってるか分からなくなる部分もあったけど、ブライアン・クランストン、ジョン・レグイザモ、ベンジャミン・ブラットなどの熱演もあって入り込んで観られた。

でも一つ残念だったのは、まさかのバリー・シールのネタバレキターーー!
実話だから仕方ないけど、バリー・シールがどうなったのかを劇中のニュースでさらっとネタバレしやがるので、これからトムクルの「バリー・シール」観ようと思ってる人は控えましょうw
てるる

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