描き方が実にうまいと思った。
悪に潜む主人公、現実と虚構が曖昧な狭間での結婚式、最後にどういう感情で世紀の逮捕劇を目の当たりにするのか。
哀しい結末?僕は哀しかったです。
なにをもってして悪なのか。
完璧な人はいない、なら1人の人間のうちに潜む悪の割合で悪人かどうか決まる?
それともなにをしてるかによって悪人かどうか決まる?
家族がいて愛し愛されてる人は悪人ではない?
そして友を裏切る自分自身は、何者なのか。
これに家庭と仕事の両立まで求められるんだからたまったもんじゃないな。
この映画に関しては声を大にして言いたい、
己の真理を追求し、信じた正義を貫くための茨の道に、立ち塞がり足を引っ張らんとする家庭なんぞ捨てちまえ。