トランスマスター

潜入者のトランスマスターのレビュー・感想・評価

潜入者(2015年製作の映画)
4.0
米国税関職員がメデジン・カルテルのエスコバルを追い詰める為マネーロンダリングで裏社会の信用を構築しながら、潜入捜査を遂行するお話です。

◆良い点/注目ポイント
・主役の税関職員は、『ブレイキング・バッド』主役のブライアン・クランストンというところが、シャレが効いています。
・ヒロインのエイミー・ライアンが、初対面では垢抜けない役人なのに、着飾って裏社会のセレブに変貌する様は、見事です。CIAのエージェント並みの変貌ぶりに目を見張ります。
・脇を固めるジョン・レグイザモの存在感も重要なポイント、カルテル系の人々とのコミュニケーションに流暢なスペイン語は、外せません。
・ベンジャミン・ブラットの顔がこの間『孤狼の血』を見たばかりなので江口洋介に被ります。

◆改善点
・DEAやFBI・地元警察との縄張り争いも欲しかったところです。以外に税関とも連携が取れています。

◆総括
・映画ではあまり脚光を浴びない税関職員が潜入捜査まで行っていたという事実に驚きです。
この手の潜入捜査物は、バレるかバレないかのドキドキを味わえるかが最重要ポイントですが、しっかり抑えています。奥さん役の演技も光っていました。