フジタジュンコ

歯まんのフジタジュンコのレビュー・感想・評価

歯まん(2015年製作の映画)
2.5
「愛のコリーダ」の考察を読んでいたときにlこの映画の紹介がたまたまあって、こりゃークソ映画っぽいぞ、見なくては!と腕まくりして見たら、意外と普通に真面目な映画だった。クソ映画はクソ映画なんですけど、真面目なクソ映画だった。

ツッコミどころは198個くらいあるものの、そもそもの設定が設定なので、それとまともに向き合ってはいけないのだと思う。
ま○こから歯が生えるという事象はただのメタファで、ヒロインを通して、わかりあえない孤独と、愛する人すら傷つけ、最後には生命すら失わせながら快感に浸ることすらできる残酷な愛の表現ではないか…とちょっと思ったけど、まあ、うん、でもま○こから歯が生えるだけの映画でした。
「ま○こから歯が生えるなんて、レイプされたら戦えるなあ」と思ってたらちゃんとそういうシーンが用意されていたので監督わかってるな。でもあのシーンはわりと胸糞なので…レイプ犯、全員あんな感じでしねばいいのにね……

気になったのは、主人公、歯が生えるタイミングをコントロールできていたのではないか。快感が高まると歯が生える説もあるが、八百屋にレイプされたときは快感の表現はなかったから、2回くらいで歯を操れるようになっていたのでは…?
いや他にも気になるところがありすぎて、些末なことなんですけど…