みおこし

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめのみおこしのレビュー・感想・評価

3.9
素敵な機会をいただいて試写に参加させていただきました!ソフィア・コッポラ待望の最新作。そして個人的にはコリン様の勇姿が見られるということで楽しみにしていた一本。

南北戦争の最中、負傷した北軍兵士マクバニーは南部にある女性だけの寄宿学校に救出される。敵の兵士を匿うことに抵抗を感じていた女性たちだったが、久々に出会う男性に抑えていた感情が沸き起こり...。

女ってコワイ、その一言に尽きます。ドン・シーゲルの『白い肌の異常な夜』と題材は同じですが、リメイクというわけではなく、ソフィアらしい繊細な美意識で女の欲望を鮮烈に描き出した作品。
人里離れた南部の奥地にある女子寄宿学校っていう設定がもうコワイったらありゃしない!(笑)北軍と南軍という敵対構造の視点から言っても怖いのに、ずっと欲望を抑えて慎ましく暮らしてきた女性たちが爆発する構造がもう...。
ファンとしてはコリン様が痛めつけられていく様が本当に辛かったです(笑)。キルスティン・ダンストも可哀想な役だったけど...。

女同士で話すときも直接的に言ったりはないけど、みんな会話の節々がトゲトゲしいったら...(笑)。みんなマクバニーの気を引こうと必死。女の真の怖さが垣間見えた気がしました。
ドン・シーゲル版も鑑賞しましたが、そちらよりもより静かに、でも淡々と繰り広げられる展開がなおさら不気味で個人的にはこちらの方が好きでした。時間もちょうどよくて、ハラハラしてたらあっという間に観終わってました!
従来のソフィアの作品とは打って変わって完全なるスリラーなので、間違いなく衝撃の展開に誰しも度肝を抜かれるはず。
でも白いレースのドレスに身を包んだ女性陣がとにかく美しいし、霧がかった世界観も神秘的で、相変わらずソフィアの映画は引き込まれますね...!