ソフィア・コッポラ監督が、ニコール・キッドマン、エル・ファニング、キルスティン・ダンスト、コリン・ファレルら豪華キャスト共演で製作したサスペンスドラマ。トーマス・カリナンの小説“The Beguiled”を女性視点で映画化し、第70回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞。
南北戦争最中のアメリカ南部。世間から隔絶された女子寄宿学園で暮らす7人の女たちの前に、怪我を負った北軍兵士の男が現われる。女性に紳士的な兵士を介抱するうちに、全員が彼に心を奪われていく…。
なかなか衝撃的な作品! 途中までは、色男 C.ファレルを巡るラブゲームの行方に想像を逞しくする展開。しかし、ある出来事をきっかけにサスペンスにギアチェンジし、そこから一気にラストまで疾走! その緩急のつけ方が巧みで、コッポラ監督の手腕が光る。
それにしても、こんな作品に仕上がるのは、ニコール・キッドマンほか女優陣の名演技もさることながら、色男 C.ファレルの貢献大だと思う。
