あおい

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめのあおいのレビュー・感想・評価

3.4
女たちは翻弄し、翻弄される…

ソフィア・コッポラ監督のあさイチでの番宣と、恒例のエル・ファニングにつられて観た( ^ω^ )絶対寝ると思ってたけど案外おもろかった!

◎ストーリー
南北戦争時代、南軍の支配下にある森の女子学園に負傷した北軍の傭兵が匿われる。男などいない閉鎖された空間に突如現れた異性に、生徒も教師も、女たちは欲望の赴くまま…

めっちゃ面白い展開が続くわけじゃないんやけど、どこかハラハラした雰囲気で次のシーンがたのしみになる映画。

それとあらすじで分かっちゃいる展開が中々来ないもどかしさを、ずっと観客に抱かせ続けるのが上手いなぁと感じた。舞台が限られてるからこその徹底した雰囲気づくりが成されていた。

負傷兵のコリン・ファレルは、どこまでもゲスい!生徒から園長まで!その心意気だけはスゴイよ。ニコール・キッドマンは安定。「スパイダーマン」ぶりのキルスティン・ダンストでしたが、やっぱり変に若い役するより相応の役するほうが絶対いい!今回はすごい良かった( ^ω^ )

お目当てのエル・ファニングですが、あのやる気なのない顔とつれない感じがあざとい!学校とかに絶対いる先生のおらんとこでは適当にして、先生の前では良い子ぶって、自分の評価気にする女子!でも可愛いからさ、許してまうやん!ただ、もうそろそろ純粋な彼女が観たいです( ^ω^ )

ダレそうでギリ耐えてるを繰り返すちょっと評価の分かれそうな映画。でも男としては悪くないシチュエーションで見入ってしまう( ^ω^ )結末の若干逸れた感じも好きでしたし、ラストのワンカットにはむしろカッコよくすら思えた。

完全に自分の苦手ゾーンにある映画やのに、予想外に楽しめたから満足( ^ω^ )

2018年劇場鑑賞9作目
あおい

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