ソフィア・コッポラの新作だし観たいなーと思っていたものの、なかなか都合が合わず、半ば映画館での鑑賞は諦めていたけど、奇跡的にアップリンクで上映があったので鑑賞。
南北戦争時代のアメリカ。閉ざされた女子学園に、負傷した一人の兵士が匿われることになり・・・という話。女の園に男が一人入ることで、愛憎劇へと発展していく新鮮味に欠く話を、美しい映像と合わせることで、惹き付けられる仕上がりにしてきた点は見事。ただ、ストーリー展開に大きく予想を裏切るポイントが無く、世界観もカッチリ造り込まれていたため、鑑賞後もあまり印象には残らず。
「小さくまとまった映画」といった感じで、年間ベスト級とは至らないけど、決して悪くはない。
あとは個別のシーンで良かったところを最後に1つ。終盤の食卓でのニコール・キッドマンの表情は素晴らしかった。
