りょうた

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめのりょうたのレビュー・感想・評価

3.9
1864年に南北戦争が3年目に突入した。バージニア州にあるマーサ・ファーンズワース女子学園には帰る家がない少女たちがいた。少女エイミーはきのこ狩りで森に行っていたが、そこで負傷した北軍の兵士ジョン・マクバーニーがいた。少女たちや先生のマーサ、エドウィナらは回復してゆくジョンに惹かれてゆくが、次第に暗い結末へと向かってゆく。

およそ90分という短い映画だが、非常に重量感のある作品だった。

ソフィア・コッポラの他の作品にも共通するように思う点に、料理や衣装へのこだわりがみえた。綺麗でどこか軽やかな小物たちに惹かれた。

ジョンの豹変ぶりも理解し得る。ゆっくりと静かに、また時には激しく結末へと向かってゆく。
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