【色んなブレイク・ライブリーと執拗なサメ】
有象無象のサメ映画界の中でもそこそこ有名な作品。
まあまあ面白かったですが、観賞後は「ブレイク・ライブリーって本当に素敵だな〜」という感想が大部分を占める映画なので、サメ映画としては微妙かもしれません。
正直、サメはあくまでオマケというか、そこまで興味をそそられる存在ではなかったです。
ただ、このサメとにかくしつこいのと、どんだけ人食うねん……😦。
この映画はとにかく、ブレイク・ライブリーのほぼ一人芝居が本当に素晴らしかったです。
サメが側にいるつもりで終始鬼気迫る演技を続けるのって、相当大変だと思いますが、それでも最後までしっかりと演じ切ったブレイク・ライブリーが見事でした。
喜怒哀楽はもちろん、水着姿、痛がる姿、勇ましい姿、ブレイク・ライブリーという女優の色んな姿を楽しむことができるので、ファンは必見の作品だと思います。
*あるシーンがかなり痛々しいというか相当グロいので、苦手な方は注意。
細かいようですが、主人公の過去のトラウマとサメに遭遇するというイベントの繋げ方や、最後のサメとの壮絶な駆け引きが多少強引なのは少し気になりましたね。
でも最後までブレないテーマと、観客を怖がらせるシーンの撮り方を分かってる辺りは、やはり『エスター』を撮ったジャウム・コレット=セラならではという感じです。
これ観た後は、流石に海に入るのちょっと怖い……😨