滞在許可証がなく、出生書類も誕生日すらわからないアフガニスタン難民の少女ソニータが女性が歌うことを禁止された国イランでラッパーを夢見るドキュメンタリー。
家族の生活は厳しく家賃が払えずアパートを追い出されそうになったり、お金のために会ったこともない金持ちの大人と娘を結婚させようとするまるで人身売買のような強制婚。
そんな悪しき慣習の中でソニータは自らの歌で世界に訴え抵抗する、そのラップがとても良かった！（YouTubeでもソニータの歌聴けます◎）
このドキュメンタリーにはもう一つドキュメンタリーな部分があって、映画の製作者である女性監督が立場を逸脱し、後半になるとソニータの人生を手助けしてくれるようになるんです。
例えると『はじめてのおつかい』で道に迷う子どもをスタッフがタクシー乗せてあげたんです！
ドキュメンタリーの流儀からは外れてしまうんだけどこの選択……良しとしますっ‼︎（セーフセーフ！）
優しさの映画でした。
