アフガニスタンからイランに渡って来た少女ソニータは、ラッパーになることを目指す。ドキュメンタリー
一貫して話題になっているのは、親に決められた結婚と結納金。生活費や兄弟が結婚するのに必要な結納金のために妹を結婚させるという厳しい慣習が突きつけられる。
まずは製作サイドの仕事がすごい。よくソニータを見つけ出し、彼女の様々な表情を取り続けたなと思います。制作サイドの物語として観られる程に葛藤を感じる。映画の後半に迫られる分岐とその決断について、正しいかどうかはわかりませんが、責任を持ってドキュメンタリーとして完成させようという気概を感じました
もちろんソニータも意思が強い女性としてとても魅力的でした。彼女の歌はいずれも鼓舞されます。物語の過程でより強さを増す彼女には圧巻されました
真面目なテーマですが、重苦しくなりすぎず、普段の生活や保護センターでの友人とのやりとりなどで笑顔が見られる場面もあり楽しめました。
