春21号

最後の追跡の春21号のレビュー・感想・評価

最後の追跡(2016年製作の映画)
4.0
ちょっと変わった西部劇

海外では高い評価を受けたようですが日本ではNetflix限定公開となった本作その理由は観てみたら一目瞭然だと思います。
まず、これでもかというほど演出に抑制が効いています。展開も単調でほんと前半は寝てしまいそうなぐらい退屈に感じました。正直こりゃダメだと思って途中で見るのをやめようと思ったぐらいです。

しかし、後半からジリジリと良くなっていきます。ぐっと良くなるって訳ではなくて抑制は効かせたままなんだけどそれまでのトーンが反転していてスリリングな展開になっていきます。
前半で積み上げられていた一筋縄ではいかない2組のブロマンス要素が後半でよく生かされていました。
そこから"何故か"物語に引き込まれて言って最後には誰かと語りたくなる映画になっていました。

ほんと印象的なシーンとか少ないし目新しいものは一切無いんだけど良い映画を観たという印象だけがハッキリと残りました。

とっても不思議な映画いや映画体験でした。こういう事もあるんですね
春21号

春21号