ネトフリに入ったのにはいくつか理由があるのですが、この映画が観てみたかったというのも、その理由の一つ。
「渋い」。この言葉がこの映画を表すには最もふさわしい単語な気がします。
田舎の銀行を襲う兄弟、それを追う引退間近のテキサスレンジャーというシンプルなお話なんですが、この銀行強盗をする理由っていうのがなかなか胸にくるものがあるんですよね。
オリジナル作品の質が高いと聞いていたんですが、セットや撮影という部分ではなくて、脚本の質ですね。この映画だけかもしれませんが、撮影自体は結構低予算な気がする。でもそれがとてもいい!
多分日本人が見て驚くのは、一般人で銃持ってる人間が普通にいて、ためらいなくそれを使うことじゃないでしょうか。テキサスっていう土地柄なんだろうなって思いましたね。
ちょっと無鉄砲だけど愛のある不器用なお兄ちゃんの頑張りが切なかった。
ワイルドなクリス・パインも見られて、よかったな。
でも、ネトフリでしか見られないって、なんか映画ってそういうもんじゃないような気もして、なんだかな…というもやもやが本心としてはあります。