最後の追跡の作品情報・感想・評価

「最後の追跡」に投稿された感想・評価

ngsm

ngsmの感想・評価

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Netflixにて

これはとても渋くてカッコいい。主役のクリス・パインから脇役のおばちゃんに至るまで役者陣軒並み素晴らしいのでは。

ジェフ・ブリッジスが似たような役で出てるのもあって、トゥルー・グリッド見返したくなる

現状、アカデミー作品賞にノミネートされている作品の中で日本で唯一視聴可能な作品…
ほし

ほしの感想・評価

4.5
Netflixオリジナル。
『LOGAN ローガン』も良かったがこちらが上手。安易な楽観も悲観も拒む距離感は英国に出自を持つ監督の為せる業だろう。出始めは一粒の団栗だったパインに感動(『ワンダーウーマン』もフェミ云々より彼の魅力だけで成り立っている)。
広大なテキサスの寂寞感と閉塞感に2組のバディ。ジェフ・ブリッジスのひねりっ屁みたいな愛嬌。どん詰まりを予感しながら車だけが走る。好きに決まってんじゃないか。暮れなずむ画にカントリー、分水嶺になる支店の閉店場面のチェロのストリングなど劇伴もよかった。劇場でみればよかったー

このレビューはネタバレを含みます

 土地を銀行に奪われたくない兄弟が銀行強盗を繰り返して、それを追いかけるテキサスレンジャーの話。

 話のスジは銀行強盗の兄弟とそれを追いかける老レンジャーという王道の展開で新鮮さはあまりないですが、舞台が全く華やかでなく街の看板に金貸しがいたるところにあったり戦地に銀行が廃れていたり、そのため主人公たちが無計画に強盗しても簡単に成功しちゃう。防犯カメラも作動していなかったり。主人公たちも計画性がなく強盗したら白人のおっちゃんに「何でメキシコ人じゃないのに強盗するんだ」と言われ発砲される。レンジャーの捜査にも街の人たちは非協力的で銀行のほうに恨みを持っている様子。また先住民の描かれ方も印象的にされていて、レンジャーの相棒も先住民の血を引く男だったり、主人公のお兄さんがカジノで出会うのもコマンチ族にからんでいって…。

 アメリカの白人さんの格差社会だったり夢も希望もないまま生活していく閉塞感と荒野の雄大な自然の対比とで息苦しいのがびしびし伝わってくる映像でした。

 他のアメリカ映画ではあまり見ることのない疲れ切ったアメリカを見ることのできる作品でした。
じょ

じょの感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

レビューが高かったので視聴。
大筋のストーリーはよくあるような感じで、根本の部分はちょいと分かりにくかったかも。
しかーし、それぞれの心情の描写が絶妙で 、どの人にも感情移入しやすい感じだった。
クズな兄さんだけど実は弟思いってのは、どの映画でもずるい設定。
お互い貶し合いながらガハハハハって笑い合える感じが、かっこいい。

こーゆー映画だと、大体は追う側追われる側どっちかに気持ちが味方するのに、今作は最後までどっちにも偏らなかったなぁー。
アルバートが死んだのは衝撃的で辛かったが。
n

nの感想・評価

3.8
銀行強盗を繰り返し行う兄弟とそれを追う異人種警官2人組の逃走劇。
単なる追いかけっこではなく何故兄弟が銀行強盗をしたのかが社会問題と絡めてあって興味深かったです。
Netflix限定なのが勿体無い。
あと久しぶりに見たジェフ・ブリッジスが本当におじいちゃんになっていて時代を感じました。
まよ

まよの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

金を稼ぐ為には金がいる
最後に言っていた貧困は連鎖するという言葉が印象に残った
馬鹿でどうしようもない兄貴と、頭も良く常識的な弟
そんな兄だが弟は心から愛していたし、兄も弟を愛していた
弟は息子たちのために、兄は弟のために
コンビ愛と兄弟愛、どちらも見られた映画
最初の方は特に画面が派手なわけではなくてだらだらしていると思ったが、最後の方は本当に楽しめた
こういう貧困の現状が見られてよかったと思う
ちぃ

ちぃの感想・評価

3.7
自分が最初にclipした時ってネトフリオリジナル作品じゃなかったのに、フォローしてる方のレビューで、知った時にはネトフリオリジナル作品になってた。
ネトフリってすげぇな。


主な登場人物は、ハワード兄弟という、10年服役していた兄タナー(ベンフォスター)と、慎重で冷静な弟トビー(クリスパイン)。
死んだ母親が借金の担保にしていた農場を守るため、そして、農場から石油が掘削できるので、それを弟の息子たちに残すために、連続銀行強盗を実行している。
その連続銀行強盗を追うことになる、定年退職前のテキサスレンジャー、ハミルトン(ジェフブリッジス)。相棒のアルベルト(ギルバーミンガム)を先住民イジリしながら捜査していく。



派手なドンパチはそんなにないんですが、トビーの計画の周到さがよくわかる計画。
ある一定のルールを設けて、それによって足がつかないようにしてる。
頭に血が上りやすい兄だけではできない犯行です。
テキサスレンジャーも、これに悩まされはしますが、ハミルトンの長年の勘は働きます。
最後はドンピシャで合います。
この最後のタナーとトビーの兄弟愛が、こう、胸をギューと締め付けるといいますか…なんとも形容しがたい感情が込み上げます。



途中、タナーとトビーがじゃれ合ってる影を見てるときは、切なくなりました…
普通の兄弟ならこうなのになぁ…って。

クリスパインのうすぎたない感じが新鮮だったんですが、とても役に合っていて。クリスパインすげぇんだな、スタイリッシュなだけじゃないんか、と、思いました。
ベンフォスターも、名脇役といいますか。いないと何か物足りない、痒い所に手が届くといいますか。絶妙ですね。


クライムストーリー、兄弟愛、アカデミー賞ノミネート作品を見たい方、ちょっと切なく重い感じですが、是非ご覧になってください。
Masato

Masatoの感想・評価

4.3

Netflixオリジナル作品
アカデミー賞作品賞他ノミネート

クリントイーストウッド監督作の「パーフェクトワールド」に似た感じで、銀行強盗をする兄弟とそれを追うテキサスレンジャーのコンビが平行に描かれている。そして兄弟とコンビが対比構造になっているというのもまた面白い。

主人公が銀行強盗(アンチヒーロー)であるということ、そして貧困や社会(銀行)に対する鬱屈した訴えがあることから、アメリカンニューシネマ的映画だなと感じた。
テキサスの辺り一面何もなく、砂埃がこちらにまできそうな雰囲気が堪らない。非常に渋く、手堅く作られていて素晴らしい。銀行強盗として追われる身の緊迫感、兄弟の絆、家族を想う気持ち、仕事への生きがい、102分という比較的短い時間に様々な要素が詰め込まれている。

銀行が一般市民を食い物に私腹を肥やしていたのは紛れも無い事実(リーマンショック)。そして、貧困は世代にまたがって連鎖する。誰かが、一世一代の奇跡的な成功をしなければならない。
貧困層にとっては悲痛な事実。

監督はデビットマッケンジー。この人は前作のStarred Upでロッテントマトの金のトマトUK部門に選ばれている。脚本は最近大注目の新鋭テイラーシェリダン。強面そうな顔と身体してるけど、作る映画は毎回凄いというパーフェクト野郎。
「平均以上」のイケメンのクリスパインとベンフォスター、ジェフブリッジズとなかなか渋い顔の人たちを選んでいる。

ものすごい印象に残る映画。
キャラクターの色、背景、
互いのパワーバランスもいい。
一人一人語りたいところだけど、
きっと熱くなるから今はやめておく。笑

強盗も警察も人だなって感じるような、
人間を撮ってる映画。

とてもざっくり言うと、
ノーカントリーと明日に向かって撃てを
同時に見させられた気持ちでもある。
iPhone出てきた時に、
そうだ現代だったと思い出す現代西部劇。
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