最後の追跡の作品情報・感想・評価

「最後の追跡」に投稿された感想・評価

ngsm

ngsmの感想・評価

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Netflixにて

これはとても渋くてカッコいい。主役のクリス・パインから脇役のおばちゃんに至るまで役者陣軒並み素晴らしいのでは。

ジェフ・ブリッジスが似たような役で出てるのもあって、トゥルー・グリッド見返したくなる

現状、アカデミー作品賞にノミネートされている作品の中で日本で唯一視聴可能な作品…
RYUYA

RYUYAの感想・評価

4.0
銀行強盗を繰り返す兄弟と、老年のテキサスレンジャー。
これが見たくてNETFLIXはじめました。
はじめてよかった、傑作でした。

『ノーカントリー』と思いきや『マーシュランド』と思いきや、また違う重みが背中にのしかかる。
「人間を描く」ということ=人間を撮る。
これが間違いだったのを遠回しに指摘するような、一歩引いた視点の面白さを教えてくれるカッコイイ映画。
犯人を後ろから狙撃するシーンがあったけど、
この映画は、映画界を後ろから狙撃してる感じ。

『マンチェスターバイザシー』でも思ったことだけど、勝ち負けを描かない映画は強ぇ。それって、ものすごい選択だよな。

加え、とにかく俳優も素晴らしかった。
強盗犯の兄弟のバランスが本当に良くて、
兄はクレイジーだけど、行き過ぎて無くて、背徳感にビクついてる部分もベン・フォスターはちゃんとチラ見させてくるし、
驚いたのはクリス・パインで、頭脳派だけどバツつきの静かなるダメ色男を黄金時代の名優のような佇まいで見せてる、確実にキャリア史上の名演。
おそらく誰もが良い印象を抱かぬであろう、相棒の人種イジリが止まらないジジレンジャーのジェフ・ブリッジズは安定の抜け感で、ラストの対峙でまさかの真顔の新境地を見せてくれる。

この3人以外の俳優がある日全員UFOにさらわれたとしても、2〜3年は映画業界回り続けますよ。ガーサス(さすが)っすもん。
2017年度アカデミー作品賞ノミネート作をNETFLIXで鑑賞。

テキサス州を舞台に定年間近のレンジャーの男たちと、銀行強盗を繰り返す兄弟の追跡劇をドライに描く。

現代劇と西部劇の見事な融合。
決して派手さやエンタメ度は少ないが、作品を包む雰囲気は年代物の苦いワインのような味わい。

貧困という名の病気が継承されていくテキサスの田舎町。決して民衆の味方ではなく、無理な貸付や借金で幅を利かす銀行…。
雄大な大自然に囲まれたテキサスの街は、疲弊し切ったアメリカ社会そのもの。

無口で真面目な弟役をC.パインが好演。役者としての色気を初めて感じた。
口の中ジャリジャリなテキサスと黄昏時の美しいテキサス。
近代アメリカでの、敗者による勝利。
生真面目な弟が兄貴に憧れていた事がわかるガソリンスタンドのシーンは若干浮いてるか...
どシンプルだが複雑な余韻がある、良い映画。
ボーダーラインの脚本家らしい
今度監督作品が公開される
期待大
HaradaM

HaradaMの感想・評価

5.0
Netflix時代の西部劇。西部劇なんだけど背景はしっかりと現代。非のつけどころのない映画としての美しさ。
TomoHojo

TomoHojoの感想・評価

3.6
まさに現代劇と西部劇の融合を果たしているクライムサスペンス。

テキサスを舞台に、アメリカの白人貧困層の苦しみや悲しみを上手く捉えている。

渋くて、男くさい、その二言で表せる作品。

キャスティングも秀逸で、特に弟役のクリスパインが良い味出してます。

でもやっぱり劇場で観たかったな。。。

そして、邦題が。。。
「Hell or High Water」で良くないかなと? ネット配信だけなのだから。。。
yatsu

yatsuの感想・評価

3.8
テキサス、借金、強盗、レンジャー、銃撃、
観る前から堅い要素が揃ってるなあという印象。

いきなり兄弟二人が強盗してるからなんだなんだと思ったけど、この設定はうまいわ。意外に愛が見え隠れする映画だった。
そしてジェフブリッジスだけど、彼は本当に現代と西部劇の狭間の世界の住人なんじゃないか。格好良すぎるわ。テキサスとジェフブリッジスとカメラがあれば映画作れるみたいな話になってくるよこれ。

Hell or High Waterかぁ。あのラスト良かったなぁしみじみ。
Netflixって最高ですね。
Kubric

Kubricの感想・評価

4.9
Hell or High Water, 地獄か高潮〜というまさに苦渋。この映画がいまだに未公開作品なのが信じられない。Netflixでの配信に終わってしまってはいるが、これほど現代劇と西部劇の巧みな組み合わせ、かつ純粋に完成度の高い映画として仕上がっているものはない。オスカーのダークホースでもあった本作はアメリカ・テキサス州を舞台にベテラン定年間近のレンジャーと連続強盗犯の兄弟の追跡劇を描いてるのがプロットだが、素晴らしい脚本がこのベン・フォスターとクリス・パインの兄弟をとにかく引き立てる。セリフひとつひとつにリアリティと、しかも背景が見え隠れする思いセリフ、そして兄弟愛をよく描いている。本作ではコマンチ族をはじめとする、インディアン部族も取り上げられいまや相当な数に減った部族と現代の貧困問題にも絡め、最後までこのドラマから目が離せない。スローペースながらも圧倒的な映像美と古典的な映像表現、なんといってもジェフ・ブリッジスが上手すぎる。演じたマーカスというキャラクターの奥深さが凄まじい。痺れるラストシーンと人情的なテーマが打つ内面が豊かな芸術作品ともいえる。
総評としてほぼ完璧。スコアが若干かぶるのが難点ではあったものの、「最後の追跡」は偉大な西部劇かつ犯罪スリラー映画と言える。劇場で見たい、傑作である。
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