のりちり

獣道ののりちりのレビュー・感想・評価

獣道(2017年製作の映画)
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ハチャメチャな話だけれど、嫌いじゃない。
むしろ面白いと思った。

母に見捨てられたアナンダ。
彼女は家族がいないので、まず家族が欲しかった。
変な兄弟の1人と付き合って兄弟たちと住んだり、たまたま知り合った女の子の家の家族になったりしたが、うまくいくことはなかった。

中学の同級生の須賀くんのほうは、高校に行っているけれど、悪い奴とつるんでいたりして仲間から抜けられない。
アナンダも仲間に入ったりした。
悪い奴も、他にやることがない街だから仕方なくやっている。
抜けることができるものなら、抜けたい奴ばかり。
最後のメチャメチャぶりがすごくて、これって、捕まらないの?だったが、なんだかどうにかなったよう。

須賀くんは、その街を抜け出して東京で大学生になり、AV女優になったアナンダと会う。
お互い、ずっと好きだったらしい。
これは恋愛映画と言っていたから。
どこが?と思うのだが、人それぞれだから。

アナンダのかすれた声が、良いなあと思った。
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