宗教にハマった母親から家を出され7年間宗教団体の一員として育てられた女の子とその子に惚れた男の話。
最後無理に深みを出そうとしていた気がしますが、 卑猥なシーンが多めのこの作品ではさすがにいい映画という印象を受ける方は少ないのではないか。
主演の伊藤沙里さんも本作で体を張っているがそれほど重要なシーンではない印象で少々もったいない気もした。
基本的にコメディ要素の強い作品の中で逆にアントニーのような芸人さんが笑いのない役を演じるのが、個人的にはすごく好みであった。
ほんの些細なきっかけから出会いがありお互いを思い始めるストーリーはもっと見たくもなる話に違い無い。
肝心の主人公の少年は冒頭からヒロインを好きな女性として語るも好きになった経緯やお互いのつながりが少し弱くどのようにしてこの関係が生まれたのかはよくわからずじまい。
最後のカットでそれをまとめようとしたのかもしれないが、観客に委ねすぎのような気もする。
主人公が何度もヒロインを助けようとするが、ちゃんと救えたのは一度もないのではないか。
なんともどかしい関係性なのだと悔しくもなる。
でんでんさんの力の抜けた演技が逆にヤクザとして怖さを増しており演技の技術を見せられた気分である。
序盤のヤンキーたちとの絡みというかヤンキーの喋りなどが好みでした。
最近文が不安定というか敬語になったり今回のような口調になったり自分でもわかりません。