Tom2022

ブレードランナー 2049のTom2022のレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
4.5
前作から35年を経て作られた続編です。前作と同様にハリソン・フォードがデッカードとして出演していて大感激でした。必ず前作を見てから見るべき映画だと思います。

前作から30年後の2049年の世界です。ロサンゼルス市警のブレードランナーでありレプリカント(人造人間)のKが、レプリカントの謎に気づき、その答えを追って、30年前に行方不明となったブレードランナーのデッカード(ハリソン・フォード)を探します。

映画の中で繰り広げられる重厚で豊かなサウンドと、全体的に暗くて曇りや雨ばかりの世界。そして、あちらこちらに散りばめられた日本語の数々。まさしくブレードランナーの雰囲気が満ちています。懐かしいあの世界が帰って来たと言う感じで嬉しいですね😄。

レイチェルが再現されて出てきたときはびっくりしました。あの雰囲気と言うか、あの立ち振る舞いが前作のままです。デッカードからすると目の色が違うって言われちゃいますけど・・・。

AIのJOYもとてもいい役をしています。まさに、時代はAIですね。このAIをそれらしく表現する映像技術はすごいなと思いました。すごく人間らしいAIだったので、レプリカントのラヴに壊されてしまった時は、とてもせつなかったですね😢。

"Dying for the right cause is the most human thing we can do (正しい事で死ぬのはレプリカントの我々が出来る最も人間らしいこと)"のセリフを胸に、Kは自身で行動を起こします。そのKが亡くなるシーンの音楽が、前作で最後のレプリカントが亡くなるときの音楽と似ていたので、あの懐かしのシーンが再び頭の中をよぎりました。

ブレードランナーファンなら待ちに待った続編です。ほんとに、35年も経てよく作ってくれました。ファンとしては、嬉しい限りです😭。

さて、映画の中で、レプリカントが自由を得るために軍隊を作ったなんて話が出てくるので、さらなる続編も期待出来るかもしれません。そんな日を夢見て待ちたいなと思います。
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