ゆっけ

ブレードランナー 2049のゆっけのレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
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IMAX完成披露試写にて。いろいろ考えていて、レビュー遅くなりました。
こんなにも「美しい」映画を観るのは初めてだ!と思うほど”すごい”映像が観られます。一つの芸術そのもの。まさにSF映画を観ているんだ!という最高の充実感を得られます。前作よりもエンターテイメント性をもたせながらも、より深く、より美しくさせた映画です。

「IMAXで観ないと損」という言葉は、近くにIMAXで観れる環境ではない人からしたら、ブーイングもらうかもしれませんが言わなきゃならないことなんです。。。

つい最近でも『ダンケルク』で多くの人が言ったように、『ブレードランナー2049』も最大限良い環境で観るには、家でDVDなんてもってのほかで、ぜひIMAXで観て”体感”したいとんでもない世界観を持った映画です!

まず、いつものIMAXのカウントダウンですが、『ブレードランナー2049』バージョンになっています。ここだけでテンションかなり上がります。

この映画は前作含め、予習すればするほど面白くなります。

早く観たいと思っても、前作観ないで挑むのはあまりにももったいないので、ぜひ前作は予習した上で鑑賞ください(Hulu で全部のバージョン見れます。)『ブレードランナー2049』公開までまだ時間あるので、まずはその世界観をある程度体感しておいた方がいいです。(サントラももうitunesやspotifyで聞けます)

初めて観る方は、「なんだこれ?」と思うかもしれません。派手なアクションもないですし、暗いですし、ストーリーもよくわかりません。当時劇場公開したときも、そんなに観られなかったみたいです。(自分も初めみたとき、結構キョトンとなりました。。。理解が追いつかないというか)

でもDVDが出てから、何年もかけて、カルト的に人気が出て、その後多くのSF映画に影響を与えた映画になったのです。よく練られた世界観や考察が数々生まれました。

今回の『ブレードランナー』、大枠やメッセージは前作と大きくは変わらないかもしれませんが、現代で作られた意味というか、その圧倒的な美しさにただただ驚かせられると思います。

今作も正直意味がわからないこともあり、終わった後呆然としてしまったのですが、日が経つにつれて、ずっと『ブレードランナー2049』について考えています。そして、もう一度前作を観てしまいました。(エンディングが違ったりして、いくつか編集されたものがあるのですが、ファイナルカット版がいいですかね)

『ブレードランナー』→『ブレードランナー2049』→『ブレードランナー』→『ブレードランナー2049』と何度も何度もも見れば見るほど味が出る、するめのような映画だと思います。(あと、公式サイトに載っている年表とともに、3本の短編「ブレードランナー ブラックアウト 2022」「2036:ネクサス・ドーン」「2048:ノーウェア・トゥ・ラン」もぜひご観賞を。2019年から2049年までの30年の話が描かれます)

前作の雨の降るロサンゼルスから、今回は雪の降る荒れ果てた街。そのコントラスト。本当にため息がつくほど、美しい。最後のあれ、どうやって撮ったんだというくらい良かったです。そして、音響、音楽。『メッセージ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督さすがです。『メッセージ』が「未来」なら、『ブレードランナー2049』は「過去」ですかね。。

ファンの期待に応えた前作を超えた完成度の高い続編だと思います。(これが、また30年後にその当時の発達した技術をもとに続編ができたら最高ですね。)

あと、AIのジョイが可愛い!これは異論ないかと思います。
前作に引き続き、日本ぽさももちろんあります。


あまり映画館で映画を観ない人や、SF映画を初めて観る子供が観たら、映画の価値観変わりそうだなぁと感じました。

監督が、ネタバレなしで多くの人に楽しんでもらいたいと述べているので、あまりあれこれ言えませんが、ラストは本当に切ない。『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリングが演じたセブよりも。

ぜひ劇場で。