とうふ

ブレードランナー 2049のとうふのレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
3.8
最近では観なかった上映時間、2時間44分と中々に長い。
1982年に公開された「ブレードランナー」の続編として今作が公開される訳ですが、前知識はほんのり(どういった世界観か)としか知らない状態での感想です。

2049年、“レプリカント”(所謂ロボット)が労働力として地球に存在している世界。従順な中にいる秩序を乱すレプリカントを取り締まる主人公、今人気のライアン・ゴズリング演じる警官の「K」。代わり映えのない上司から指示された一件の“取り締まり”によって出た証拠品から、人間とレプリカントの境界線を揺るがす衝撃の事件が発覚する。

ライアン・ゴズリングの役どころとして、Kは複雑な立場であり(何が複雑なのかは、映画をみて欲しい)感情を出しきらない、きれない微妙な表情が良い。
そして彼を支えるホログラムのジョイ役で、アナ・デ・アルマス。彼女最近だと、「スクランブル」に出ていたので話題なのかな。献身的に「K」に尽くす彼女はまるで人間のよう。

“人間”とはなんなのか、“レプリカント”とはなんなのか。その2つの境界線、違いはなんなのか。そのキーを握るのが、前作で主人公を務めたハリソン・フォード。
正直言えば、そこまでの活躍はなかったです…。そこに期待されて観に行く人はガッカリしてしまうかも。

前知識なくとも楽しめた作品ですが、一緒に行った人曰く、「(前作観てたら)泣けるシーンが最低3つはあった」と言ってたので前作からのファンの方はもっと楽しめる作品になっているのだと思う。
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