圧巻のビジュアルで近未来SFの金字塔を打ち立てた伝説的作品"ブレードランナー"の30年後を描く本作!
あまりにも前作が完成されているため「続編なんて制作して本当に大丈夫なのか」と不安な方も多いとは思いますが、個人的に前作とはやや異なるけど素晴らしい出来栄えの作品だと思いました。
ついに寿命のメリットを失った"レプリカント"と人間の境界線はどこにあるのか?
我々は何故生まれ、何処へ向かって行くのか?
前作から含まれていた哲学的テーマはより濃厚に掘り下げられていき、芸術的映像と荘厳な音楽、引き継がれた圧巻のビジュアルで163分を悠々と紡ぎ切ってみせる!
人間なのか?
レプリカントなのか?
奇跡なのか?
虚像なのか?
愛なのか?
"奇跡を信じ、己の信念に生きる"
人間とレプリカントの次元を突き抜けた先にある"己のアイデンティティ"をかけた壮大な物語が、凄まじい余韻と共に鑑賞者に「貴方は何者か?」を問いかける!
人間とレプリカントの境界が崩壊した先に待ち受ける未来は希望か絶望か?
とにかく皆さんの目で確かめて頂きたい。