リドリー・スコット監督の前作が至高ですが完全に無駄な部分を削ぎ落としたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のスタイリッシュさ、途方も無く雄大な景色を大画面に捉えた撮影監督のロジャー・ディーキンスのランドスケープと均一の美。何気に壁を壊す所がレプリのお約束w
息を呑む程の映像美。自己のアイデンティティと記憶、不確かな存在であるレプリカントの苦悩。ある種文学的な側面を追求した自分探しでも有り、前作とはまた違うベクトルで五感の全てに訴えかけて来る傑作。
ネタバレを考えると言及する事は少ないですが、前作はしっかりと観てみた方が良いと思います。