アタフ

ブレードランナー 2049のアタフのレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
4.5
あのカルト映画『ブレードランナー』のまさかの続編。

まずですね、関わっているメンツが豪華すぎますよ!!

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
制作:リドリー・スコット
主演:ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード
音楽:ハンス・ジマー
撮影:ロジャー・ディーキンス

おい!!こんなん面白いに決まっとるやないか!!
上映時間163分!?上等だ!!臨むところだコノヤロー!!(ワクワクし過ぎて変なテンションになっています)

それにしてもライアン・ゴズリングは絶好調ですね、今年だけでも彼が主演の映画は3本見ましたよ。しかもどれもタイプが違う、『ラ・ラ・ランド』では夢追い人のジャズピアニスト、『ナイス・ガイズ!』では駄目なシングルファーザー探偵、そして『ブレードランナー2049』ではバーチャル彼女に恋する寂しいブレードランナー!?…なんでもそつなくこなすなこの人。

というわけでワクワクしながら映画に臨んだんですが…こりゃぁ圧倒的ですな…まずこれはIMAXで見るべき映画です!!冒頭から体が震えるほどの重低音が鳴り響き恐ろしいほどの緊張感に包まれる。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の作品では『ボーダーライン』や『メッセージ』でも体に響く重低音が特徴でしたが、今作はそれの3倍ぐらい凄いです!!マジで体が震えますから(笑)これを爆音上映とかで見たらさらに凄いんだろうな~

それでもって映像も素晴らしい!!『ブレードランナー』では退廃的な未来都市のビジュアルが売りでしたけど、今作にもそれはきっちり継承されている、いやアップグレードされている!!映画の最初から最後まで美しいビジュアルに圧倒されます。
あのゴチャゴチャ感がいいんですよね、煩雑とした広告は相変わらず、2049年になってもソニーやコカ・コーラはちゃんと宣伝しているんだなぁ

とにかく、映像、音楽、演出、演技、すべての要素が最高品質です。
163分が全く苦にならないほど映画に浸ってしまった。もっと見たかったよ!!おしっこを我慢できる間は(笑)

問題のストーリーはというと、デッカードとレイチェルの子供を探すメインストーリーの裏に様々な謎や疑問があり、常にこちらを考えさせる。
なぜアンドロイドから子供が生まれたのか?ジャレッド・レトーはどうなるのか?色々ななぜが浮かび上がります。3時間近くあったのにもかかわらず謎が多く残る作品でありました。僕は友人と2人で見に行きましたが、この映画についてあーでもないこーでもないと議論ができたのは楽しかったですね。

以下、まとめきれないので箇条書きで思ったこと書きます。

・あのゴズリングが持っていたバーチャル彼女の意味は?アナ・デ・アルマスが扮するホログラムのジョイ、とても美しくカワイイがこの映画の中では彼女の存在はちょっと異質だった気がする、なんというか今風?この映画において彼女の意味とは何だったのだろうか? あと、あのバーチャルセックスですが『Her 世界に一つの彼女』にも似たようなシーンがありましたね。てか早くこれを商品化してくれ!

・最初に出てきたレプリカントってデイヴ・バウティスタだったのか!!ドラックス!!

・片目のない女レプリカントが率いていた軍団は結局どうなったの?

・地味に期待していたIMAXのカウントダウン映像ですが、ちゃんとブレードランナー仕様で大満足
アタフ

アタフ