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ブレードランナー 2049のgahのレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
4.5
デジタルとアナログの塩梅が素晴らしい。
前作の美術センス(自宅とか)が基本的に継がれていて、でもデバイスがより現代風でありつつ、所々古めかしい機械(上司のデスクとか、DNAのデータベース探すとことか)が使われてる感じがとても良いバランスだと思う。現実の世界でもそういうのあるし。JRのみどりの窓口の職員が使ってる予約端末とか。(あれPCともレジとも券売機とも違うけど何なんだ)
あとホログラフがグリッジするところとか、あの世界の30年の経過が感じられるし、ウォレス社の内装とかは前作と微妙に違うキューブリック感があって、リスペクトと自分なりの美学が同居してるところが良し。
ああ、ホントにブレードランナーの続編観てるんだな、と思いました。

これだけ皆がハードル上げてる中、ファンから概ね好評が得られているなら、大成功じゃないですかねこれ。
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