法月

ブレードランナー 2049の法月のレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
4.1
昨晩「ブレードランナー ファイナルカット版」観直して、本日観てきましたよ2049!

うん、期待以上!.....だったのは2049年の未来都市の表現。
前作の雰囲気そのままに、さらにグレードアップ。
凄い映像見せつけられて、その点では十分満足です。
「ブレードランナー」がSF映画の傑作として今でも語り継がれてるのは、なにより斬新な近未来世界観を打ち出して見せてくれたから。
それまでの、埃一つないピカピカの未来像をブチ壊してくれた!
以降のSF映像作品の大都市の近未来表現は、ほぼほぼ「ブレードランナー」の亜流といっても過言でないほど。その点を思えば、2049には驚くような新しさはなかったですが。まぁ、そこまで要求してしまうのは酷な話ですよね( 一一)......

映像の美しさ、ストーリーの重厚さは、さすがヴィルヌーヴ監督ですね。
ただ、ちょっと上品過ぎるかな、とは思いました。変にアート寄りになってる感じがして......前作の「二つでじゅうぶんですよ」みたいな、マニアがつっこんで楽しめるような要素、いい意味での隙みたいなのが欠けてたのはやや残念。

そして主役のライアン・ゴズリング、良いです。
なんともいえない哀切の表情。これまで観てきたゴズの中で、最高のゴズでした!

(我思う、ゆえに我あり)
結局、「ブレードランナー」のテーマって、この一言に尽きると思うんですよ。(自分の存在って何?)そう考えた瞬間から、レプリカントは機械(ロボット)とは呼べないものになる。
K(ライアン・ゴズリング)の最後の表情は、このテーマを掘り下げた上での深い表現だったと思います。感動しました。

逆に、個人的に好きになれなかったのは........
その先書くとネタバレになっちゃうんで、コメント欄で書かせてもらいます<m(__)m>
法月

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