最初にシネマシティの極爆で鑑賞したところ、画面の振動と壁や天井の共振が酷く、終始「いやいや、絶対こんな音ちゃうやろ!」とツッコミを入れる羽目に。
で、今度は大阪へ遠征してIMAX3Dで鑑賞したワケだが、今度は3Dメガネが合わず途中から鼻の痛みとの闘いが始まってしまった…。
何でや…映画と相性悪いのか?
映画の切ないストーリーも相俟って、さめざめと泣いた。
どなたか最良の鑑賞方法ご教授ください!
「人間とは?」
「生まれた者」と「造られた者」の間に、価値の差はあるのか?
終始問われ続ける命題。
「そもそも人間出てきたんだろうか?」と怪しく思うくらいレプリカント(と分かっている者たち)のほうが感情豊かで、人間らしかった。
ジョイはプログラムされた存在なのにあんなに健気だし。多分あの健気さは所有者であるKの性格を映しているんだろうな…。
Kの存在が切な過ぎて、思い出すだけでつらいので、ゴズリン早く幸せな役演って…。
R・スコット版や原作のプロットを元に作られた、独立した作品としては満点付けても良いくらいなんだけど、完全な続編としてはどうなんだろう?
「刺さらなかった〜」と言ってる割に、あの不明解さや解釈の自由度を愛する自分もいるので、今作の「分かりやすさ」が却って仇になったかも…。
2019年はもう目の前。
幸か不幸かレプリカントは誕生してないけど、生命科学の研究がこのまま進めばいつかぶち当たる倫理問題。
その時どんな判断が下されるのだろう?
きっと正解は無いんだろうな…。