Kaako

ブレードランナー 2049のKaakoのレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
4.0
前作から30年後の2049年、環境破壊は更に進み動物はほとんど死滅し、食べ物も遺伝子組換食物となっていた。
タイレル社のレプリカントは製造を禁止され、代わりに天才科学者ウォレスが新型レプリカントの製造を始めた。

旧型レプリカントを処分する新たなブレードランナーk(ライアン・ゴズリング)は30年前に埋葬されたレプリカントの骨のルーツを探るうちに30年前に姿を消したデッカードとレイチェルに辿り着く。

新型レプリカントは旧型に比べて従順で制御しやすいようになったが、人間と同じように血が流れ、感情もあるのは旧型と同じ。

Kにはジョイという恋人がいるが、彼女はホームオートメーションシステムホログラフィーで実体は無く、2人の恋愛は本物にも見えるが「her/世界でひとつの彼女」のようにニセモノにも見える。
だが、人間とコンピューターの恋愛と違いKとジョイは人間に造られた物同士。
お互いに孤独を慰め合い、傷を舐め合っているようにも感じて見ていて切なかった。
この2人の恋愛は本物だと信じたい。

ジョイ役のアナ・デ・アルマスは「ノック・ノック」でキアヌをいたぶる悪魔のような女達の1人だと後から気づいてビックリ‼︎
役でこんなに変わるものなんですね〜
ジョイ役のアナはとっても可愛かった。


デッカードとレイチェルの逃亡後を知ることが出来たのは嬉しかったが、ここから30年後の世界を想像すると恐ろしい。
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