た、タルコフスキーじゃねえかこれは!!!!!!
前作と比べることは最早不可能。
前作がバリバリのサイバーパンクだとすれば、今作は幻想絵画のような。
前作がハードボイルドSFであれば、今作はベンジャミンバトンのような切ない物語になっている。と思う。
荒涼とした赤い砂漠の廃墟。あれはロサンゼルスですよね。雨ざーざーなイメージの前作と違って、その砂漠と、雪を登場させたのは凄くよかった。
前作より主人公に感情移入できるため、Kの気持ちになると苦しくてたまらなくなった。Kはもちろん原作者のKから取っているのだけど、カフカのKであったり、意味は色々ありそう。
アンドロイドの彼女にも感情移入できた。
彼女の最期は余りにも切ない。
これからレプリカントと人間の戦争になるのかね。
神として存在しようとしている社長がいる限り、物語は終わらない気がする。
大満足。