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ブレードランナー 2049のあのレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
4.2
配給 ソニー・ピクチャーズ
シネスコ
字幕 松浦美奈
特別音響上映

夏にファイナルカット、行きの電車にで短編3本観て臨んだ

まず不安だったハンス・ジマーのスコア、ダンケルクほど鳴りすぎてなくて 映画をつぶす仕様になっていなかったので安心しました
ちゃんと静の部分をつくってるからその差が生まれて 特別音響で観ると音がフッとなくなったときの静けさが心地よかった

いやもうこれ ライアン・ゴズリングだけでよかったんじゃない?っておもうくらい
(ハリソンフォード出てくることすっかり忘れてしまうくらい
ほんとよかったよ!ララランドやドライブよりも これだよ こういうゴズリンもっと見せてください

前作もそうなんだけど
ブレードランナーって内装とか中の美術のほうがものすごくすきで
(街とかももちろんいいんだけど)

最初の農場とかウォレス社のシンメトリーな構造とかもう美しくて 美しくて
タイレル社より すこし豪華な感じになってるのが時代が経過した感じもするし アフタータイレル社感があって いいですね
真空パックみたいなとこから ぬるんと出てくるのとか 無菌室みたいな異常な白さとか

エクスマキナ観たときにも思ったけど ガラスの中にいる人の息苦しさと美しさが同居しているかんじたまらないよな

気持ち悪いけど美しい!みたいな美術圧倒的で
ライアン・ゴズリングの白のとこと ハリソン・フォードのオレンジのとこの対比とか美しかったな
寒色から暖色に変化したのに温かい気持ちにならない不一致の美しさ たまらない

最後水のところだけ 変
ああハリソンはアクションできないから括り付けられてるんだよな、、となって悲しかった

美しい、とにかく美しいし
ちょっと『her』感もあって よかったなぁ
前作をきちんとリスペクトしつつも ヴィルヌーヴがちゃんと自分のブレードランナーを作ろうとしているところがよくぞやりましたという感じでした
あ