このレビューはネタバレを含みます
これは傑作!
ヴィルヌーヴは前作の『メッセージ』を見て、商業監督になりつつあるのか、と悲しかったが、人間のエゴイズムを描き続ける姿勢は変わってないみたい。良かった〜。
前作では、デッカードという一人の人間(レプリカント説もあるけど)の視点からレプリカントを見ていたが、今作ではKという一人のレプリカントの視点から人間を描く。
シリーズを通して複眼的に物語を描くことで、人間とレプリカントの命の重みに違いはあるのかというテーマがより深く映し出される。
ただハリウッドきってのレプリカント俳優、ポール・ベタニーが出演していないのは不服だ〜。