人造人間レプリカントを見つけ出し抹殺するブレードランナー
抹殺した現場から発見されたレプリカントの遺骨は、あのレイチェルの物だった。
驚くべき事に、検死の結果レイチェルの遺骨には出産のあとがあった。
この事実を隠す為、更なる指令が彼に下される。
事件のすべての痕跡を消し去れと….
あの「ブレードランナー」の待望の続編
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の前作「メッセージ」が私にはとても難解で、何度も寝落ちしてしまった為、
公開時から賛否両論のこの続編には正直期待よりも不安な気持ちいっぱいで観賞にのぞみました。
この作品、最近のハリウッド映画にはあまりない、じっくりと見せるテンポでスタートしていきますので「メッセージ」の時のように、最後までたどり着けずに寝落ちしてしまうんじゃないか？
と心配しましたが、ストーリーが進むにしたがい徐々にこの作品世界に引き込まれました。
生命の定義とは？
愛とは？
自分は何者で、何処へ行くのか？
アクションやスペクタクルもどちらかと言うと思ったより控えめでしたが
重厚な映像で語られる物語は前作よりも深く考えさせられるモノがありました。
ラストの余韻も見事です。
見応えあるSFサスペンス映画でした。
