HACHI1965

ブレードランナー 2049のHACHI1965のレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
2.0
フィリップ・K・ディックのファンの目で見ると原作からかなり遠ざかった、美しく見せたがる演出がかなり鼻につき、あいも変わらず原作を読んでないのかリドリースコット?と呆れる、本来表題であるブレードランナーとは"非合法医療器具の運屋"という意味でビートジェネレーションの代表的な小説家であるウィリアム・S・バロウズが映画に向けて案とした物、前作試写で原作者フィリップが喜んだとされてはいるが?今作に限っては「何だこれは」となるに違いない原作の凄味はそれとは真逆なドロっとした影にあり、既存する世界の脆さや危うさを知りながらも縋り帰属する人間とアンドロイドとが棲み分ける社会の歪みである、赤目やデカッードレプリカント説などリドリー自ら拡げた事は結構だがこれではブレードランナーと題せずとも良かっただろうに、とても残念で幼稚、。
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