ピッツア橋本

ブレードランナー 2049のピッツア橋本のレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
2.8
“ん?これってブレードランナーの続編と名乗る必要性って…んああ!!そゆこと!?”

初代ブレードランナーの時代設定が2019年。そして本作が2049年。
あれから30年経ってレプリカント(人間の英知を超えたサイボーグ)の旧基準機と新基準機が出来ました。
新基準機のKはそのハイスペックゆえにレプリカントを取り締まる特命警察なのだけど、知ってる人からは身内殺し、上部だけの人間と罵られてます。
そんな中、上司から「どうやら旧基準機の女型レプリカントが出産したというあってはいけないミラクルが起きちゃってるみたい。全部無かったことにして来て」
という命令が下る。
そしてKはデジタルホログラフの彼女と一緒にその事実を追う旅に出た!


というあらすじ。

前作観て数日後の鑑賞だが正直、途中3回居眠りした。
初代のサイバーネオンで喧騒的な世界観は一瞬しかなくて、かなり静かで寂しい雰囲気が眠気を誘った。アクション少なめ。言葉も少なめ。展開(というかカット割かな)もスロー。

自分は映画は絵が美しくて当たり前という考え方なので、ずっと映像美に見惚れるって事がないため、余計に本作に流れる余韻と背景が辛く感じた。
後半はさておいて、前半の一時間半を何とか30分でまとめられなかっただろうかと切に思う。

前作と時代も監督も違うのはわかるけど最初から1時間半は「これのどこが続編なのだろう?オリジナルの孤独SF系だよねこれ?」ってなる。
ライアン・ゴズリング演じるKの孤独宇宙散歩にしか感じられなかった。
ホログラフ彼女との淡いロマンスも一見、ドラマチック風なんだけどあのラブシーンの理屈とセンチメンタルが全く分からなかったなあ。これは自分に情緒が欠けてるだけかもしれないけれど。

ただ後半の一時間はちゃんと過去と今を繋ぐ内容なので、やはり前作観ておいて良かったと思える。
というか観てなかったら俺にとってタダの無駄に長いクソ映画にしかなり得なかった。

メチャクチャ雑に印象をまとめると作風や空気感は全然違うのに、微妙に話繋がってる感。気持ち程度のネオンの誘惑はあったけど、何か主人公Kの孤独を癒す魔法にはなり切れてなかったように見えた。
魅力的な街並みではなかった。

方々のレビューでオリジナルを越えたという評価もあるようだが、どこをどう超えたのか、何が優っているのか一つ一つ教えてほしいと切に思う。

あんだけシングルで自分探しの旅をさせた主人公Kのあのまとめ方って何がカタルシスあるの?
あれは映画的余韻じゃなくてフラグ破綻による反則負けノーコンテストの不可解判定と俺は受け取ってしまったけれども苦笑
まあSFなんで如何様にも超次元で記憶操作出来るんだろうけどそもそも主人公の設定と目的のバランスにかなり無理ないか?

って感じでダメでした。
本作を敬愛してる方々、不快なレビュー書いてごめんなさい!ミスリーディングがあったらコメントしてご教授願います(*_*)