あおい

ブレードランナー 2049のあおいのレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
3.3
圧倒的なヴィジュアルもさることながら、「人間とレプリカントの関係性」が悲しく美しく描かれていた1作目。
そんなテーマをさらに掘り下げ、レプリカントのブレードランナーであるKを中心として、彼らのアイデンティティや、「レプリカントという種」としての存続、みたいなところまでディープに突き進んだ訳ですが。。

[ちょっと気になったところ]
①なんか作品全体がレプリカント側に肩入れしすぎでは?
主人公がレプリカントだということはあるにせよ、1作目のラストでバッティがデッカードを助けたことを考えると、ジョーがんばれ!デッカードがんばれ!ってだけでいいのか…?と。

②ずいぶん簡単にレプリカントかどうかわかるようにしちゃったんだな。。
1作目では、「フォークト=カンプフ検査」や、「レプリカントと間違って人間を殺したことは?」という、ぎょっとするようなレイチェルのせりふ、そして何より「デッカードはレプリカントなのか」という最大の疑問があり、「判別しづらさ」が特徴の一つだったのになあ。。

というかんじもありつつ、やっぱりこのスーパークールな世界観を現代の映像で観れるだけで満腹です。
コリン・ファレルの『トータル・リコール』だって結局あんなかんじだったからなぁ、、という人も絶対に観た方がいいすよ!
あおい

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