前作のBladerunnerのデッカードとレイチェルの圧倒的なラブストーリー感から、主人公がレプリカントになることで己とは何かというもっと哲学的要素が加わった2049版。
Bladerunnerは、ソウルがあるかないか、が人間とレプリカントのボーダーみたいなことになっていたけど、今回もMadamが台詞としては言っているものの、なんだか生殖機能というmiracleや正しいことのために命を捧げることが人間らしさ、ということにすり替えられていて、少しテーマがブレてしまったのかな、と思いました。台詞の精査はもう少しして欲しかった。特にレプリカントの生殖機能については突き詰めたら難しい!愛の成せたワザ的なことで乗り切るのか、、それならそれだけで反乱軍立ち上げるのはなかなかの強引さなのでは、、?
前作よろしく、あえての未完なのでしょうが、Wallaceという悪に、奇跡の娘を先頭に立ち向かう反乱軍的なレプリカントたちのこれからの衝突を予感させるちょっとスターウォーズ的な引っ張り方wにモヤってしまった
でもそんな色んなツッコミはすべてさて置き、映像美、世界観、スケールのアップデートも満足でしたし、何より儚げな表情をさせたら世界一のライアン様はやっぱり素敵だった。あー期待してしまったのよね、可哀想、。記憶の埋め込みという設定は前作を踏襲してて、ストーリーとして面白かった
特に印象的だったのはJoeとJoiのラブシーン。なるほど!そうやって繋がるのね!と、切なくもとても綺麗でドキドキしました(もう少し観たかった)
この作品の続編に真剣に向き合うそのチャレンジ精神に素直に拍手したい
#劇場に観れなかったのが悔やまれる