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ブレードランナー 2049のdmatudaのレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
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カルトでありながら、二十世紀のあらゆるメディアに最も影響を与えた映画だと伝え聞く、偉大なオリジナルの存在は知っていましたが、私はSFが苦手なので一度も見ることがありませんでした。ドゥニ ヴィルヌーヴの "ARRIVAL" が性に合ったので、"2049" を見ることにしました。
とても良かったです。神話のようでした。ディテールも素晴らしかったです。特に気に入ったのは、未来の性産業の描写。曇りガラスだけでほぼ丸見えの風俗店に、道行く誰ひとり気にもかけてないという、性欲があるのかないのかわからないところが、近未来ぽい。
それからモテ男 ゴズリングが、二次元しか愛せないという設定なのが (ジョイはホログラムだから三次元?)、ギャグというか、タフガイの未来版として最高に愉快でした。