さとし

ブレードランナー 2049のさとしのレビュー・感想・評価

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)
4.0
男の中の男 ライアン ゴスリング後編
164分でこれはしんどいですね。じっとしてられるかどうか試される作品です。普通の映画好きはとても我慢ができないでしょう。

舞台は近未来のロサンゼルス。ブレードランナーのK(ライアン ゴスリング)は人類の存亡に関わる重要な秘密を知ってしまいます。やがて彼はリック デッカード(ハリソン フォード)を探すことになります。

とはいえそんなにかっこいいものではありませんよ。なんとなくゆるい、タルい展開で酔っ払っていないと見られないのかと言った感じです。ハリソンが出てくるまでの1時間45分の間、ゴスリングだけで持つのか心配になりました。ひょっとしたら映画が女性を意識して作られてるのかなと思いました。

監督はメッセージ,ボーダーラインのドウニ ヴィルヌーヴ。彼はフレンチ・カナデイアンだそうですね。個人的にはメッセージは退屈でしたが、ボーダーラインは好きでした。脚本はブレードランナーのすべてに関わったハンプトン フィンチャーとローガンを手がけたマイケル グリーン。脚色はロジャー デイーキンズ。本作の脚色でオスカーを受賞したのも記憶に新しいところです。音楽はあまりない本作ですが、ある時はシュワーーーーンチュワーーーーーーンムワーーーーーンって感じでタルかったです。

好きなシーンはミサイルが家に突っ込むシーンです。あとはKが質問があると切り出したので、ひょっとしたらその質問があなたはレプリカントなんですか?と聞けばいいのですが、聞かなかった時の失望感はハンパなかったです。最後まであの謎は謎のままです。まあでもなんとか164分見切りました。結果オーライでしょう。でも、ハリソンはデッカードが亡くなったら、インデイかリタイアした大統領しか役が来ないかもしれませんね。

4k ブルーレイレビュー
スペック
撮影 3.4K
4KDI あり
時間 164分
レーテイング 日本でPG12
画面サイズ 2:35;1
つまり上下に黒い傍線は出ます。

映像
映像はチャプター1、5と11が見所です。顔が顔って感じです。シワや目の輪郭がわかり人間本来の表情が豊かに表現されています。ゴスリングの顔もヒゲの感じもわかるので1本1本見たいという方には4kブルーレイがオススメです。ハリソン フォードの顔とかがリアルでびっくりしてしまいました。ネオン街のロサンゼルスもはっきりしていて良かったです。

音声
ドルビーアトモスを採用していて、クリア感がはっきりしたものです。チャプター7のクラッシュは石が弾かれる音もはっきりとしていて、素晴らしかったです。広い立体感のある音楽も響き渡り音の空気感もわかりました。

ちなみに星は
本編が3.5
4kブルーレイ自体が4.5
その間をとりました。
さとし

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