このレビューはネタバレを含みます
映像美を覚えている。映画の内容を思い出そうとすると、まずは各場面で基調になっている色彩構成から思い出す。
アクションやら何やら、色々展開はあったはずだけど、全体的にしっとりと、まとまっていたイメージ。SFだからか、やはり無機質さの際立つ、滑らかで美しい作品だった。
2020.11.28
『ブレードランナー2049』再鑑賞。見直し。
やっとゆっくり見たことで、ストーリーの繋がりがわかった。しっかり動機があって色んなとこ行ったんだ、今気づいた。笑 数年前の私は物語の把握が苦手だったんだなあ。アホや。笑
余計なセリフがなくて美しい。
質問に答えていないことが多い。
だが、最後。
「なぜ俺のためにここまで?」
この問いに「答えなかったこと」には、意味があったはずだ。視聴者に考えさせたかったはずだ。
ちゃんと答えはある。「大義名分のために死ぬことが、どれだけ人間らしいことか」という劇中のセリフ。人間もどきではなく、人間らしく生きたかった、Kのエゴなのだと思う。
そういえば、ウォレス社長のその後については、触れられていなかったね。あのあとどうなったのだろう。まあ…だがそれはどうでもいい。
Kが人間らしく生きたこと、ラストはそこに焦点を絞っていくことが大切だったはず。深い傷を映像に示してから、横たわるK。きっと死んだのだと思う。人間らしく。きっと、joiのもとへ行ったのだと思う。
そういえば、なんでjoiを買ったんだろう。
やっぱり寂しかったからかな。
視覚効果賞、これはとるね。
本当に美しかった。光と影。
ちょ…グロいし、エグいけども。
なぜ女性ばかり描かれていたのだろう?
女性キャストも多めだったかもしれない。
彫刻や、街での性産業の片鱗も女性ばかり。
生命を想起させるからだろうか。
そして「子供を産む」という。
「子供」「生命」というキーワード。