ブレードランナー 2049の作品情報・感想・評価 - 455ページ目

ブレードランナー 20492017年製作の映画)

Blade Runner 2049

上映日:2017年10月27日

製作国:

上映時間:163分

あらすじ

追われるのはブレードランナー?世界を滅ぼす鍵を握るのは―。 舞台は2049年のカリフォルニア。ライアン・ゴズリング扮する“ブレードランナ ー”(※人間社会に紛れ込んでいる、労働用の人造人間“レプリカント”を処分する役目の捜査官)Kは、ある重大な秘密に辿り着き、その真相を知るためハリソン・フォード演じるかつてのブレードランナー、デッカードの行方を追っている。 冒頭でデイヴ・バウティスタ演じ…

追われるのはブレードランナー?世界を滅ぼす鍵を握るのは―。 舞台は2049年のカリフォルニア。ライアン・ゴズリング扮する“ブレードランナ ー”(※人間社会に紛れ込んでいる、労働用の人造人間“レプリカント”を処分する役目の捜査官)Kは、ある重大な秘密に辿り着き、その真相を知るためハリソン・フォード演じるかつてのブレードランナー、デッカードの行方を追っている。 冒頭でデイヴ・バウティスタ演じる男に、デッカードの行方を問いただすK。 レプリカントを製造するウォレス(ジャレッド・レトー)は、「“彼”が鍵を握っている」と言うが、彼とは誰を指すのだろうか? そして、デッカードの居場所をつきとめたKは、過去に何があったのかを彼に問う。前作『ブレードランナー』でレプリカントの恋人レイチェ ルと逃亡したデッカードがその後どうなったのか・・・

「ブレードランナー 2049」に投稿された感想・評価

公開日にサクッと観ました!

前作見てからの方が断然いいなと思う反面、映像技術の進歩とか、ライアン・ゴズリングの演技力っていうか魅力がたまらん作品でした!!

イケメン主人公じゃないと役3時間あの感じはきついかも笑

女性キャラもみんな性的な魅力?に溢れててかっこよくもあり、ほんと好みだった …

飽きずに世界観にのめり込めちゃう一本
も一回観たい。
前作へのリスペクトを欠かさず、それでいて完全にドゥ二監督作品になってるし、
映像も素晴らしく、役者もみんないいしスゴイ!
と、思いながらも、実は今ひとつ熱くなりきれませんでした。。

話の広げ方、深め方が、半端な感じがしちゃったんすよね。
グッとくるシーンも結構あったんですが。
修行し直して、もう一回観てみようかな。
アメブロを更新しました。 『「ブレードランナー 2049」美しい世界観を受継ぎ、レプリカントの未来は人間へと続くのか・・・。』https://twitter.com/yukigame/status/923946681095266304
耕平

耕平の感想・評価

4.9

このレビューはネタバレを含みます

「選ばれてあることの恍惚と不安、我にあり」──ポール・ヴェルレーヌ

太宰治は処女作品集『晩年』所収「葉」のなかで上記の言葉を引用する。太宰はもちろん、強烈な自意識とその圧倒的な才と自信からにこの句を引用したのだろうが、実際のヴェルレーヌの「選ばれる」とは、人として神に選ばれること、つまりは信仰の問題をこの詩は語っていた。

太宰的なナルシシズムを排した場合、「選ばれし者」とは神話の英雄や絶対王政の権力者などを意味する。その言葉を再度キリスト教に戻せば、究極の選ばれし者とは、(まさにこれを『エピソード1』でハリウッドはパロディーにするわけだが)イエス・キリストその人に他ならない。親である神に向かい、「なぜ?」と問いながら絶命することが許された、運命の子。

私たち人間は、太宰的な「選ばれし」恍惚に悶えることは出来ても、神話の英雄まして神の子イエスに自己を投影することは絶対に出来ない。もしキリストの苦悩を自己のものだとした時、そのナルシシズムはもはや人間の域を超えて、キリストは神ではなくなる。

では、私たち人間が聖書のなかで最も感情移入ができる「人間」で最も偉大な「選ばれし者」は誰か? これはあまりにも魅力的で同時に恐ろしい問であり、その答えは一人ひとり違うだろう。僕の場合、その答えは昔からずっと変わらない。「バプテスマのヨハネ」だ。イエスに洗礼を授け、ヘロデに首を跳ねられる荒野の聖者こそが、初めて彼を知ったガキの時からずっと特別な存在だ。

『ブレードランナー2049』は、文字通りの「運命の子」を巡る物語である。物語の下敷きとなっているのは、幼子イエスをめぐるヘロデの迫害と追手のエピソードだ。(日本人にもそれがわかるように、字幕は「奇跡の御子」と表記される配慮がなされている)

その救いと迫害の物語において、主人公“K”は、まさに「バプテスマのヨハネ」の苦しみを背負うこととなる。彼は「運命の子」のために、その道を整え、生命を奪われる。有能なブレードランナーとしてのK、アイデンティティ不安に陥るK、選ばれし者としての恍惚に震えるK、真実を知り虚無に向き合うK──。彼のラストシーンは、前作『ブレードランナー』で最も美しいシーンであるロイ・バッティの死のシーンと意識的に重ねられる。反逆するレプリカントの罪は、人間に服従しないことではなく、愛を求めたことだった。本作は、その愛の未来を描くわけだが、同時にその成就する奇跡の愛を守るために、Kは愛のその先の絶望を生きることとなる。

製作総指揮リドリー・スコット、監督ドゥニ・ヴィルヌーヴ、音楽ハンス・ジマー、撮影ロジャー・ディーキンス。そしてライアン・ゴズリングにハリソン・フォード。全員が最高の仕事をしている。既存作品のリメイクではなく、革新的なものを作るという気概に満ち、それが全シーンで見事に結実している。とりわけロジャー・ディーキンスはとてつもない仕事をした。

英国NMEは「映画の奇跡」と題したレビューで本作に満点を与えた。しかし、この奇跡は紛れもなく人の仕業である。『ブレードランナー2049』は、「奇跡とは(神の手を用いずに)どのように人の手で作られるのか」を示した映画である。奇跡の価値は、人間には──そしてレプリカントにも──あまりに重い。
vdkd

vdkdの感想・評価

4.0
1作目の公開から付加されてきた価値に応えつつ続編として優れた映画化になって欲しいというファン目線な期待に対して真摯に向き合いすぎた節がアリ。一代記を越えられないものの大健闘した息子、みたいな続編。
じぇり

じぇりの感想・評価

4.3
2回目❤︎*・゜゚・*:.。..。.:*・

♯誰かを愛するためにはときには他人にならないといけない

‪退廃的な街並みも荒廃したオフワールドもウォレス社のスタイリッシュな建築デザインも最高にクール。スクリーンが境界線に思えないIMAX3D異空間との一体感*・゜゚・*:.。..。中毒性がスゴイ‬

2017/11/2 Tジョイプリンス品川

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彼の名はK。荒廃した景色に私の大好きが詰まっていた*・゜゚・*:.。..真夜中にIMAX3Dで鑑賞❤︎

160分あるので途中で集中力が途切れないか心配だったけど、長く感じることもなく杞憂に終わった。前作を見直しておいて良かった。

ジョイ役のアナ・デ・アルマスがとても可愛い。

人が人であるということの意義を延々と問う。
2017/10/27 Tジョイプリンス品川
tomoo1106

tomoo1106の感想・評価

5.0
最高だった。
劇場を出た後の帰り道も、家に帰って来てからも、この映画のことが頭から離れない。Kの気持ちを、想いを、願いをずっとグルグル考えてしまう。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の作品を観るといつも、心の中をぐちゃぐちゃに掻き回されて、自分が今どんな気持ちなのかも分からなくなる。だから一番好きな監督なんだと思う。

レプリカントでも、人間でも、善人でも、悪人でも、自分の生まれてきた意味を、自分で決める人の強さ、美しさに圧倒された。
生まれてきた意味を探し求める人は多いけれど、それって元から決まってる人なんかいなくて、自分で選んでいくものなんだと思った。それを選んで貫ける人は、本当に強い。でも、強さの中にも揺れる気持ちや葛藤も勿論あって、その心の動きこそ、魂があるということなのだと思う。

心を揺さぶられるシーンが本当にたくさんあって、あっという間の2時間半だった。
すべてを知ってからもう一度観ると、また違う視点で観れると思うので、またすぐ観に行きたい。

ゴズリングは切ない笑顔がかっこいいランキング世界一だと思う。

このレビューはネタバレを含みます

前作へのリスペクトと深い愛情。
”続編”として非常に完成度の高い作品だと言える。
それだけに前作と本作に繋がる短編3作は絶対に観ておかなければ、この感動は味わえない。
そしてネタバレ無しではこの作品について語ることは出来ない。

原作小説や前作が持つ『人間とは何か?』という問いに対し、『記憶』というキーワードを巧みに織り交ぜる事により、見事に1つの回答を示している。
更には『生命の尊厳とは?』『親子とは?』といったテーマにまで踏み込んでおり、私の心の琴線に触れまくり。
ラストは感動の涙が止まらなかった。

ヴィルヌーヴ監督が示した回答とは、人間が人間たらしめているものとは『その者にとって大切なものとの記憶(思い出と言い換えても良い)』であるということ。

『大切な記憶の入れ物』として見れば、人間もレプリカントも全く違いはない。
この物語が「深い」と感じるのは、『じゃあその記憶が他人のものだとしたらどうなのか?』という自問自答まで行なっているところ。

結局Kはデッカードの娘の存在を秘匿する為に利用された存在だったかもしれないが、Kは彼女の大切な思い出によって人間の心に目覚めてゆく。
たとえ他人の記憶が書き込まれた偽りの存在だったとしても、Kは間違いなく人間の心に触れ、それを守り抜く覚悟を決める。
ここで泣かずにはいられない。
もう彼は”人間”じゃないか!

ラストでデッカードは命懸けで自分を守ってくれたKに対し、『俺はお前の何だ?』と尋ねる。
ニッコリと微笑むだけだったが、Kはあの時紛れもなくデッカードの”息子”だった。
まさしく本作はKの『自分探しの旅』。
遂に彼は己の使命に気づき、死に場所へと辿り着く。
雪の降る空を見上げるKの爽やかな表情がとても印象的だった。

そして、そのKを影で支える人工知能”JOI”の存在がとても泣かせる。
彼女もKとの思い出を紡ぐ事で、Kに人間らしい暖かさを注ぎ込む。
”ジョー”という名はKにとってのかけがえのないJOIとの思い出。
量産品のJOIではなく、”あのJOI”こそがKの大切な存在なのだ。

それにしてもレイチェルの存在は奇跡的過ぎる。
人造人間でありながら生殖機能を持つなんて、ちょっと飛躍しすぎなのでは?と思ったが、レプリカント達が完全に心を持った事から、もはや決着のつけ方はこうするしかなかったのかもしれない。
いずれにせよ、30年という年月を経て、『人間とレプリカントとの融合』という形でロイ・バティ達の願いが叶う事になるのだろう。
(私はデッカードは人間だと思っている)

原作ファンへのサービスなのか、年老いたガフが折る折り紙が『羊』だったのはちょっと笑えた。
前作の世界観を完全に踏襲しつつ、さりげなく独自の演出を加えている所あたり、ヴィルヌーヴ監督のセンスを感じる。

R.ゴズリングは『ドライヴ』に引き続きクールでカッコいい役回り。
本当にズルい位にカッコ良すぎる。
アナ・デ・アルマスは『ノック・ノック』の時から「かわいいなぁ」と思っていたが、今作で完全に心を奪われた。
これから彼女は女優として絶対に飛躍するだろう。
そして勿論H.フォードの存在感!
高齢ながらアクションもこなし、素晴らしい演技だった。

スコアは『前作を観た上で』という条件付きながら500億点です。
原作も前作も随分と前に鑑賞した憶えがある。
しかしその記憶が自身のものか、植えつけられたものかはわからない。
我々は記憶にアイデンティティの根拠を求めるが、それが真実である保証はどこにもない。
記憶の真偽に情報としての差異がないのだとすれば、私を私たらしめているものは何か?
本物と偽物、虚像と実像、現実と虚構、人間とレプリカントetc。
何が両者を分けるのだろう?
生物学的に「ヒト」として生まれることと、文化的存在としての「人間」になること。
レプリカントであるはずのKの行動に「人間らしさ」を見た。
moku

mokuの感想・評価

3.8
やっぱり諸手を上げて好き!とは言えないヴィルヌーヴ作品であった…。
続編として十分"あり"だし、話のアイデアは好きなんだけど…あとラストも良かったし。
でも編集がとてもタルいなぁと…。この長さ必要なのかな。
そしてなんかこう…いつもスッキリとしないモヤモヤっとしたものが残るのなんなんすかね…ヴィルヌーヴ。
ゴズリンは良かった!ゴズリンじゃ無かったらもうちっと点数低かったかも。