とえ

ワンダーストラックのとえのレビュー・感想・評価

ワンダーストラック(2017年製作の映画)
3.5
すごく感動した!というわけではなかったけど、あとからジワジワきた作品だった

行き場をなくした子供たちが、寄り添い合う街ニューヨークで起きた奇跡の物語

1977年。母を亡くしたベンは、父を探してニューヨークへ

それから50年前、厳格な父の元で暮らすローズは、憧れの女優リリアンに会うために、ニューヨークへ

そんな彼らを結びつけたのは、自然史博物館、雷、デヴィッド・ボウイ、停電

彼らが巡り遭うことで、それまでサイレントで白黒だった世界は鮮やかな色と音を持ち、世界が広がっていく

ここには、同じく行き場をなくした子供たちへのメッセージか込められている

地球は青くて大きい
もしも、居場所をなくしているなら、知らない世界にに飛び込んでみよう
きっとそこには、思わぬ驚きが隠されているから

ベンが大きくなったら、学芸員になっているはずだし
そんなベンの成長を遥かに遠く離れた宇宙の彼方から、ベンのママは見ているに違いない

そんなことを思う映画だった
とえ

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