長谷川朗

ワンダーストラックの長谷川朗のレビュー・感想・評価

ワンダーストラック(2017年製作の映画)
4.8
改めてもう一度観てみたいなとおもって、映画館で観てから数ヶ月ぶりにamazonで見直した。
小さなiphoneで通勤、休憩中に。
これとんでもない大傑作と思う。
最初みたときは、構成の新鮮さなどから細かいところまで、ちゃんとアタマが把握し切れずにいたのだろう。
ある程度ストーリーが入った状態でみると、構成、表現の豊かさ、音楽、役者の素晴らしさと色んなものが見えてくる。
アクション大作とか画面で魅せる作品以外は実はこうやってイヤホンで1人で小さな画面でみたときのほうがぐっとくることが多い。

たまらなく好きな作品。原作(ヒューゴと同じ作者)も読みたい!たしか和訳されてなくて、英語版を読むしかないけど、ヒューゴと同じく半分くらいは絵で進んで行くと。

今年のベスト10は確実かな。
あとトッドヘインズで1番好き。

映画館で観た時の感想↓
作りの面白さにもう一度じっくり観て消化したい感。
淡々と進むストーリーと半分サイレントのため日曜の一日労働あとの21時半スタートはこたえた…。前半少し睡魔が…。
中盤からどんどん引き込まれ、これはすごい映画かもと興奮を覚える。トッドヘインズ作品は評価と反していままでしっくりくるものがなかったがこれは好き。
製作者の意図ではないが1番興奮したのは、子どもたちが隠し部屋で聴く音楽まさかのあれとは。ガーディアンズオブギャラクシーvol.2のサントラを中毒的に聴いてる僕にとっては興奮の1シーン。
エンディングの手話と子どもたちが歌うボウイのスペースオデッセイが素晴らしい。
長谷川朗

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