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カフェ・ソサエティのtoのレビュー・感想・評価

カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)
4.0
地方ではなかなか映画館で観れないとか、
個人的理由で私はこの数年、映画館が苦手な体質に変容してしまったため、ウディ・アレン最新作を今夜やっとDVD鑑賞することができました。ウディ・アレン作品鑑賞35作品目。
これまで過去作品ばかりだったので、一番近い作品、
早引きして、好きな夕食を作り、白ワインと。
満足、秀逸、私はこの映画のリズムと温度が好き。
心地良い上質なストーリー展開とセンス‼︎‼︎
オープニングのJazzが流れただけで私も現実離れて1930年代へ。
ウディ・アレンは俳優出演なしのナレーション出演でしたが、もうストーリーなのか俳優なのかに乗り移っているんじゃないかというような分身感をストーリー、俳優の演技に感じてしまいます‼︎
1930年代の華やかなハリウッド、ニューヨーク…たぶんウディ・アレンだけの記憶の中の時代を映し出していたのでは⁇とか膨らむ想像。
夜明けのセントラルパークはきっと本当にそんなことがあったんじゃないかなと思わせるファンタジーのなかのリアリティ。
それにしても81歳、最新作、脚本、監督、ナレーション、恐るべき方。大好きです。
この作品、ナレーションは正解だと思います。

夢は夢。
人生は戻れない。
人それぞれの選択。
ラスト、ここでラストとは思いませんでしたが、
台詞なしのエンディングになんだか少し涙。
こんな私にも過去に覚えが笑、ありました。
このラスト、これまでの作品になかなかないような、印象的なラストだったように思います。私が何か言いたいだけなんでしょうか⁇

ということで
何か大きな事ではなくて、人の人生にある選択、を理由だけではなく
受け止めてみんな生きて、みんな想いを秘めて生きている、というような…
うまく言えませんがこのテンションは心地良いです。本当に上質、いい言葉が見つかりません。
今夜も夢をありがとうございました。
もうすぐ雪降る晩にありがたい作品でした。
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