レビューを薄目で読んだら、どうやら印象が違うらしい。なるだけ予告のイメージを消し去ってから臨んだ。
なかなか反応がいいお客さんが多く、序盤から結構ウケている。私はと言えば、途中まで全くと言っていいほど笑えなかった。なぜみんなそんなに笑えるんだろう。
こんなに切ないのに。
歌やパーティのくだりで、娘の振り切れ方、父親のDNAしっかり受け継いでるやん、って分かってからようやく思いっきり笑うことができた。
長尺なのは間とか余韻をあえて編集で切らずにそのままにしているから、らしい。
娘の父親に対するイライラや哀憐、父親の娘に対する戸惑いと情愛、それらがその無言の間にリアルにあらわれていて、だから私は最初からずっと泣きそうな気持ちで観てたんだろうな。