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ありがとう、トニ・エルドマンのtakeのレビュー・感想・評価

3.1
物語は実にシンプル。
キャストに派手さもない。
それでこの2時間40分じっと見させる脚本にうなる。
悪ふざけのすぎる父とキャリアウーマンの娘との親子ヒューマンドラマ。
もはや父の理解不能な行動は見てる私まで娘を気の毒に思ってしまう前半。
スーツという重い鎧をまとった娘の鎧の脱ぎっぷりに度肝を抜かされた後半。
この後半に導くのは紛れもなくこのトンチンカンな父の行動なんだからココが見どころ。
娘はちょうどアラフォーくらい。叫びたくなる逃げたくなる混乱する感じ…心情すごいリアリティある。私もまさに通ってきたばかり。
途中スッゴイビックリするHなシーンが出てきたりしてポップコーンむせてしまったけど、
ルーマニアの最大輸出入相手国がドイツであることやドラッグなども描かれて今のルーマニアなのかと思われたり伝統的なものも描かれていてルーマニアに興味が湧く。
あと、私的には秘書ちゃんがものすごく可愛いかったのです
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