Negishi

ありがとう、トニ・エルドマンのNegishiのレビュー・感想・評価

4.2
20センチュリー・ウーマンでは母と息子、この映画では父と娘、と最近良い親子映画を連続でみてしまい、図らずも実家の家族のことを思い出してしまった。

娘のイネスが、突然の父の訪問にも怒らずたんたんと対応してるので、優等生のまじめないい子ちゃんとして育ったんだなーと思っていたら、恋人(セフレ?)にはあんなことするし、なかなかゆがんでいてそりゃそうだよな、とおもった。

とにかくイネスがいい感じに老けているのがよかった!会社ではアシスタントもつくほど出世していて、顔はカサカサでシワが目立ち、服もイマイチあか抜けない、きわめつけはたれきったおっぱい!
でも、父親にとってはかわいい娘なんだよなー。

イネスが労働者の解雇についてきびしい意見を言ったとき、怒るでもなく悲しい表情をした父。あれは怒られるよりよっぽどこたえるよなー。そこからのあの歌は泣いちゃったなー。

あのブルガリアの魔除けの着ぐるみはシャルル・フレジェの写真に出てきたような、、と思って、帰宅してみてみたらやっぱり載ってた!
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