EPATAY

ありがとう、トニ・エルドマンのEPATAYのレビュー・感想・評価

4.4
父親の絡み方がうざくてめんどくさいなーと思っている女子、余計なことをしてくる母親に怒る男子、そして親の心配が鬱陶しいと感じつつも家族を愛している全息子・娘に観てほしい一本です。


お父さんのしょうもないギャグやそれをしつこくやってくるリアルさや微妙な親子の雰囲気などを見事に表現したこの映画が堪らなく好き。

父親のギャグのイライラする感じとか鬱陶しい感じ分かるわ〜。小さい頃はそんなしょうもないギャグが好きだったのに大人になるとめんどくさく感じちゃうよね。

主人公と同じようにこのお父さんにイライラしつつも、父親側の心配も伝わってくるし、鬱陶しいけど憎めない心情もすごく伝わってくる。

そして、父親の思いを徐々に受け取っていく娘がどう変わっていくのかは笑いあり涙ありで非常に見ごたえがありました。

コメディに走りすぎず、しかしぶっ飛んだ演出が中盤、後半にでてきたりしてすごく上手いなと感心した。
また、イラっとしつつも思わず笑っちゃう見せ方なども良かった。

偶然にも成人の日にピッタリな映画でしたね。
EPATAY

EPATAY