kazu1961

ありがとう、トニ・エルドマンのkazu1961のレビュー・感想・評価

4.2
「ありがとう、トニ・エルドマン」
原題「Toni Erdmann」
2017/6/24 公開 ドイツ・オーストリア作品 2018-027

独特の間の取り方、時間の流れ方、162分の長尺を感じさせない素晴らしい作品ですね。
独り立ちした娘を見守る父親、その見守り方が滑稽で、突拍子もなく、ですがその父親の気持ちがずんと伝わってきますね。
そして、それに応じるように変わって行く娘の振る舞い、表情とっても素敵です。
特に父親がピアノを弾き、娘がホイットニー・ヒューストンの「Greatest Love Of All」っていう曲を歌うシーンは鳥肌ものでした。そしてラストシーンにもこの曲が。。最後の娘の表情が素晴らしい!!
この曲の意味、「人生で最高の、最も大切な、なによりも最初のはじまりの愛は自分を愛すること」という歌詞とテーマがシンクロしていますよね。
父親役のペーター・シモニスチェク、娘役のサンドラ・フラー、共に体当たりの素晴らしい演技ですね。良い作品です!!

正反対の性格の父娘が織り成す交流をユーモラスに描き、ドイツで大ヒットを記録したヒューマンドラマ。監督・脚本は「恋愛社会学のススメ」のマーレン・アーデ。第69回カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞するなど、世界各地の映画祭で高く評価された。