しかこ

ありがとう、トニ・エルドマンのしかこのレビュー・感想・評価

4.2
謎の毛むくじゃらと抱き合ってるパッケージ
映画館で見逃したけど割と長めの作品だった
初っ端から父親の変人さに大丈夫か…と心配になり、
連絡なしで勝手にキャリアウーマンの娘の職場に行くなど娘に嫌われるだろう地雷を踏みまくるが全く怯まない父親
久々の父親との再会よりも仕事が優先され、でも娘ながらに父親を気遣いきちんと見送ったはず、が、まさかのトニー登場(笑)

娘を子供のように頭を撫でるシーンは父親からして娘はいつまでたっても少女のままなのかなって、昔を思い出した。もうあの頃には戻れないけどタイムスリップしたようでなんだか照れくさい。
娘を否定し切らず「幸せ」についてヒントをくれる、気持ち悪いながらも見守ってくれる…奇妙で普通じゃない父親心にぐっときました
何より歌のシーンがとてもよかった。娘の上手いけどこれでもかってくらいやけくそな感じとびっくりするくらい尊い歌詞。。
どんな状況であれ父親と娘で一緒に何かができることも羨ましかった
後半もどうなってるの…ってシチュエーションが続いて何を見せられてるのか、完全キャパオーバーだったのに…パッケージのシーン、またもやぐっと胸が締め付けられる。。

これを見てからなんとも涙脆いというか、どうしても父との関係性を考えてしまう
ふざけてるのに、なんだろうこれ、上手く言えないけど、こんなのずるい、最高だった!!!
しかこ

しかこ