B姐さん

ありがとう、トニ・エルドマンのB姐さんのレビュー・感想・評価

-
終始フラットな流れは、終盤のアクロバットな展開のためにある、と思ってる。主人公が歌う(ホイットニ・ヒューストンの)"Greatest Love Of All”ですらさらっと描かれるが、これがめっちゃ感動的。後半の「パーティー」は爆笑もの。これを見るために“トニ・エルドマン”のイタイ行動を2時間以上我慢した甲斐があった。映画的醍醐味は薄いが、いい短編小説を読んだ気分を味わえる。
ただ、配給会社の惹句から想像する「ハートウォーミング」な物語を期待すると脱臼レベルの肩透かしを食らう。
B姐さん

B姐さん