さとう

ありがとう、トニ・エルドマンのさとうのレビュー・感想・評価

3.3
不器用な父親とキャリアウーマンの娘という構図。従来通りであれば、父親の愛あるお節介で、仕事人間の娘が“幸せ”や“自分らしさ”を見い出していくパターンです。
ところが、父親の行動があまりにも突飛すぎるし、娘も隙がありすぎる。いたずらに時間を使う割には、この親子の気持ちがイマイチ理解出来ない。お国柄でしょうか。

最もらしい台詞で締める父親ですが、それを聞いた娘の釈然としない表情が、このヘンテコ映画を物語っています。

ジャケット写真は多分観た人じゃないと、何が何だか分からないですよね・・・困った事に、観ても“あれ”が何だったのかよく分からないんです。
さとう

さとう